私にとって、気功って何かな?
気功を習い始めて毎日気功を続けている内に、ある日友人に訊かれました。
「あなたにとって気功って何なの?」
気功をしながらしばらく考えました。
私が見つけた答えは、
気功をしている時間は私にとって、自分との対話の時間。
日々、「xxxしなくちゃ」「ああ、xxxも早くしないと」と追われている日常生活の中で、自分の事は結構後回しになりがちですよね。
自分を振り返るきっかけは、というと、例えば体に不具合が出てから。
張りつめて仕事をしすぎて肩がパンパンに凝ってしまった、とか、
食べ過ぎが続いてとうとう胃が痛くなった、
そんな時に初めて、肩がそこにあることや胃があることを意識します。
でも、気功をしていると、自分の体や心の在り様に日々意識を向けることが出来て
不具合が出る前に手を打つことが出来ます。
心の在り様も同じ。
気功をしながら、今日はあまり集中してできないな、と気が付いてみたり、と。
気功では、目は7割を内側へ向け、3割だけ外へ向ける、言われています。
3割だけ外の世界に目を向ける、というと、
外の世界はなんとなく何が起きているかがわかる、
例えばそこに誰がいてどんな動きをしているかがおぼろげに感じられる、という程度。
残りの7割、あるいは8割かもしれません、それが自分の内へと向けられます。
なので気功をしている時間は自分との対話の時間なのです。
「あれ、今日は右肩が動きが悪いみたい」
「気功を始めたら腸がぷくぷく音を立てて動き始めた」
「今日は思考が発散していて落ち着かない」
この自分との対話があってこそ初めて、
ぶれない自分への道がひらかれていくのだ、
とわかってきました。
その話は別にまとめた記事をご覧ください。